新価値創造プログラム
第三期生 最終成果発表会
社内プロジェクト×新規事業の2部構成で、8件のピッチ発表が行われました
開催概要
第三期生が半年間の取り組みを通じて得た学びと成果を発表しました
新価値創造プログラム第三期生7組・8名が、半年間の学びと実践の成果を発表しました。
第1部「社内プロジェクト編」4組、第2部「新規事業編」4組の2部構成。
ゲストコメンテーターによるフィードバックと表彰式、名刺交換を含む、約3時間のプログラムとなりました。
当日の様子
満足度とフィードバック
参加者アンケート(44件)から高い評価をいただきました
アンケート結果
回答数 44件 満足以上 93.2%
5段階評価でイベント全体の満足度は平均4.48点。ピッチ発表も4.39点と高水準でした。
参加者の声
初めて成果発表会に参加させていただきましたが、とても学びが多く楽しい会でした。改めて顧客・見込み客・知人経営者への啓蒙活動をしたいと思いました。
発表した企業の方の熱量が伝わりました。この受講が意識改革につながると強く感じました。
登壇者の成長が実感でき、中間発表と比べて自信を持ってプレゼンに臨めていた印象を受けました。具体的な成果物を全員が用意されていたので納得感が段違いでした。
単に事業性だけではなく、社会貢献というところまで広く目線を向けていく姿勢が印象的でした。協力者をいかに募るかという視点を学べました。
ピッチの質と理解しやすさ
ピッチ満足度4.39・内容充実度4.36・理解しやすさ4.32と、発表内容の質がイベント価値の中核となりました。
登壇者の成長実感
登壇者の成長は4.23点。中間発表からの変化や、具体成果物の提示が参加者に強く印象付けました。
名古屋での学びと刺激
ウインクあいちでの開催により、多業種・多地域からの参加者が集い、新たなネットワーク形成の機会となりました。
ピッチ一覧
第1部「社内プロジェクト編」と第2部「新規事業編」の2部構成で、合計8件のピッチ発表が行われました
発表テーマ: 福利厚生を「存在」から「機能」へ
115名規模の多業態企業で、制度はあるのに使われない福利厚生をLINE WORKSのチャットボットで「使われる仕組み」に変えるプロジェクト。
資格取得支援0名、リゾートホテル補助も利用2名など、利用率の低さをデータで可視化。
全従業員が既に利用しているLINE WORKS上に専用ボットを配置した。
総務の周知不足、従業員が制度を知らないこと、人事への依存、申請の手間。この4要因で福利厚生が形骸化していた。
小さな不満が積み重なり、会社への信頼低下につながるリスクがあった。
解決できること
- 24時間いつでも制度を案内するチャットボット
- 定期的なリマインドで存在を忘れさせない
- 新アプリ不要で全員がすぐ利用可能
具体的なメリット
- 総務の定型的な問い合わせ対応時間を削減
- 2027年3月までに全員が自然に使う状態を目指す
- 従業員の生活充実と地域へのサービス還元
発表テーマ: 情報データ加工の自動化
再生資源の収集・運搬・卸売業において、基幹システムから取得したデータの加工・集計を自動化。
ワンクリックでダッシュボード可視化し、毎月20時間弱かかっていた手作業を大幅短縮。
Googleドライブ連携による経費振り分けも内製化した。
複雑な関数を使った手作業のデータ加工に、現場リーダーが月20時間以上を費やしていた。
課題発見や改善に向けたリソースが確保できない状態が、常態化していた。
解決できること
- データ貼り付け+ワンクリック自動集計
- 品目・拠点別の推移グラフと異変検知
- 経費データの自動振り分けと可視化
具体的なメリット
- 月40時間削減・4カ月目で黒字転換見込み
- 初期投資30万円弱の内製化でコスト抑制
- 省いた時間を売上直結のコア業務へ
発表テーマ: サクッと調べ隊
営業現場の「サクッと調べたい」社内検索・ナレッジ基盤を構築。
顧客情報・案件履歴・日報・技術知識をキーワード検索でき、人に頼る前に自分で調べる学習意欲を促進。
担当者交代時も顧客情報が残り、組織の共有財産として蓄積していく。
個人への依存や「誰かがやってくれる」意識により、情報が正確に共有されず、品質にばらつきが生じていた。
心理的安全性を高め、属人化から脱却して組織として成長する仕組みが必要だった。
解決できること
- 顧客・案件・技術情報の横断検索
- 過去のやり取り・失注理由の記録と再活用
- eラーニング連携による自走型の学習文化
具体的なメリット
- 相談の重複を減らし生産性を維持
- 担当者交代時の引き継ぎをスムーズに
- 営業品質の平準化と自走する人材育成
発表テーマ: ゼロから創る財務の組織作り
調剤薬局・介護予防・飲食の3事業を展開する急成長企業において、経理業務の属人化と教育不足を解消するため、階層別の財務資料と定例会議による財務体制をゼロから構築。
社長向けの資金繰り・投資予測、管理職向けの予実管理、一般社員向けの店舗別PLをOneDriveで共有し、全員がタイムリーに数字を見られる仕組みを整えた。
業務量の多さとアナログな経理運用により社員が疲弊し、教育不足が重なって組織がまとまりにくい状態が続いていた。
社長・管理職・一般社員それぞれの悩みが異なり、数字を共通言語として組織を動かす仕組みが必要だった。
解決できること
- 階層別の財務資料で全員が同じ数字を共有
- 管理職向けPDCA会議と一般社員向け数字理解の場
- 在庫・コスト意識の醸成と組織一体感の向上
具体的なメリット
- 5年間で2,100万円のコスト削減を見込む
- 計画的な投資判断が可能に
- 「長寿が幸せである社会づくり」への成長
新規事業名: ぐりんく地域応援プラットフォーム
57年の資源回収事業の知見を活かし、学校と企業を「資金なし」でつなぐ地域応援プラットフォーム。
エコファミリー(資源回収ボックス)に企業スポンサーの看板を設置し、スポンサー費用の30%を学校備品に還元。
寄贈式・グリーン新聞配布で三者を継続的につなぐ。
コロナ以降、学校の資源回収が減り、備品購入が先送りになっていた。
一方、企業は人材不足で地方採用したいが、きっかけがない。
学校と企業は互いを必要としているのに、つながれていない現実があった。
解決できること
- エコファミリー拠点での企業スポンサー看板
- 寄贈式・グリーン新聞による広報と認知向上
- 職業体験・キャリア教育への自然な接続
具体的なメリット
- 月1万円から始められる地域貢献
- SDGs・CSR報告・入札評価にも活用可能
- 子どもたちが地元企業を知り岐阜で働く選択肢を増やす
新規事業名: 人と仕事を結び 可能性を育てる場所 福祉から戦力へ「役割」をあなたにー製造業で就労を目指せるA型作業所モデル構築
母のB型作業所での時給142円という現実から始まり、既存ブランドの事業承継によるA型作業所モデルを構築。
ハーブティー製造工程とフェアリング工程の類似性を活かし、量産部品の工程管理ノウハウで「人が変わっても一定の水準を維持できる」仕組みを福祉分野に展開する。
B型作業所の工賃は生活を支えるには不十分で、力が正当に評価されない構造があった。
ブランドをゼロから作るには時間と販路が必要で、事業承継によるハーブティーブランド活用が解決策となった。
解決できること
- 既存ブランド×福祉作業所×製造業の工程管理
- 市場価値のある仕事で正当な評価を実現
- 令和8年6月の制度見直しに向けた先行モデル
具体的なメリット
- 埋もれていた力を正当に評価する社会へ
- 「福祉作業所だから安い」からの脱却
- 多様な人材が活躍できる製造拠点の構築
新規事業名: 創業1714年より継承する循環型ものづくりの事業プランについて
創業1714年・24代目が継承する砂型鋳造の老舗が、地域の廃金属を精錬・鋳造して製品化する循環型ものづくりを推進。
ホテルのアルミ缶を客室用食器に。美容室のカラー剤チューブを工芸品に。能登半島地震の素材を案内板に。
「素材」を「記憶」として再定義する事業モデルを提示。
砂型鋳造は縮小産業であり、新規参入もない厳しい環境。
自社は素材づくりとものづくりの両方を持ち、鎖国時代から地域資源を活かしてきた。
BtoC向け量産は自社スタイルに合わず、廃材を顧客の課題解決に直結させる方向へ。
解決できること
- 産業廃棄物を顧客の必要な製品へ再生成
- 在庫を抱えない循環型の製造スタイル
- 素材に込められた記憶・感情価値の可視化
具体的なメリット
- 関西万博出展など社会課題解決の実績
- 金属生態系として国内循環を強化
- 次の100年を見据えた砂型鋳造の継承
新規事業名: 「ふるさと兼業」の新たな売り方
岐阜を拠点とする事業型NPOが、6年間運営してきた「ふるさと兼業」プラットフォームに、新規事業の0.5歩を進めるロードマップ設計支援を追加。
月3万円・週1時間×4回の壁打ちで、止まっていた構想を言語化し、優先順位を整理するサービスを提案。
中小企業の新規事業は、「やりたいが優先順位が決まらない」「社内に専門知識がない」「投資判断ができない」ことで停滞する。
大垣のマスメーカー事例のように、外部兼業者とのマッチングで6か月間プロジェクトを動かしてきた実績がある。
解決できること
- 構想段階から専門兼業者が伴走する壁打ち
- 1か月で優先順位と着手順序を明確化
- 本格進行のGo/No-Go判断材料を提供
具体的なメリット
- 止まっていた構想が確実に0.5歩前進
- 外注し続けるのではなく社内にノウハウを残す
- 兼業・副業解禁の追い風を活かした伴走支援
表彰結果
優れた取り組みを讃え、以下の賞を授与いたしました
課題発見賞
田中好江氏
マルハチ工業株式会社
※プレゼン賞との2部門受賞
発想賞
高下裕子氏
株式会社金森合金
プレゼン賞
田中好江氏
マルハチ工業株式会社
※課題発見賞との2部門受賞
実行賞
丹羽豊氏
株式会社サンウエスパ
過去の成果報告会
これまでの成果報告会の様子をご覧いただけます
新価値創造プログラムとは?
新価値創造プログラムの詳細な内容や受講条件、スケジュールについて
詳しくご説明いたします
最後に
第三期新価値創造プログラム成果発表会は、大成功のうちに幕を閉じました。
第1部では福利厚生の仕組み化、データ加工自動化、社内ナレッジ基盤、財務体制の構築など、社内改革の具体策が次々と発表されました。第2部では地域応援、福祉×製造業、循環型ものづくり、兼業プラットフォームなど、社会課題と事業性を両立する新規事業案が披露されました。
名古屋・ウインクあいちでの開催により、多様な業種・地域の参加者が集い、協業の可能性が広がる機会となりました。
半年間のプログラムを通じて、受講者の皆さんが劇的な成長を遂げた様子を目の当たりにし、私たちも大変感動いたしました。
皆様のご参加、誠にありがとうございました!























