💡受講のきっかけを教えてください。
上司から「こういう講座があるけど行ってみないか」と言われ、正直なところあまりよくわからないまま参加しました。そもそも私は入社まだ1年目で、会社のこともあまりわかっていないのに、私でいいのだろうかという思いがありました。私の他に同じ課の上司が2名いるので、私を含めた3名で受講することにしました。
当社は岐阜にあり、encoのプログラムは名古屋で行うので、毎回ちょっとした小旅行のような感じで気分転換にもなっていました。
💡講座を受けた感想をお聞かせください。
それこそ、なんの準備もないまま参加したので、初回で「身の回りの不便や不安、不満に感じていることを出してみてください」と言われて、少し驚きました。最初はなかなかアイデアが出せませんでしたが、「会社のことでも、プライベートでも、趣味のことでもなんでもいいですよ!」と言われ、凝り固まっていた考えが少し和らぎ、普段自分が感じていた「運動した方がいいのは分かってるけど食べたい気持ちは止められない」という葛藤を、出してみました。
もしかしたら「いくらなんでも個人的な悩みすぎるかな……?」と不安でしたが、講師の方は「それすごくいいですね!」「確かにそういうことありますよね」と背中を押してくれて、アイデアへの気付きはこのくらいのことから始めていいんだ、と安心することができました。

こうしたアウトプットは自分のためだけでなく、周りへの気付きとしても有効です。
💡講座を受けながら、自分の中で大きく変わったと感じる点はありますか?
いろいろあるのですが、自分自身が特に大きく変化したと感じたのは「ヒアリング」と「仮説検証」です。個人的な悩みから始まったアイデアでしたが、講師の方が「私もそういうことありますよ。私でよかったらヒアリングしてくださいね!」と言ってくださり、他人の意見を聞くことの大切さを学びました。会社に戻ってからも、同僚の女性や友人に同じように問いかけをしていくうちに、他の人の声を通じて「私だけじゃないんだ」と知ることができ、このアイデアはもしかしたら実現できるかも、と少しずつ自信につながっていきました。
さらに、ヒアリングさせてもらった友人と一緒に、アイデアの仮説を行動に移すことができたんです。ヒアリングで仮説を立てて、行動してフィードバックする。この繰り返しが身についたので、自分の行動力に改めて驚いています。
仮説検証に付き合ってくれた友人も「応援してるよ!」「また何かあったら声かけてね」と言ってくれて、共感の力って本当にあるんだなって思いました。

こうした行動を重ねていくうちに「周りを巻き込む」「影響を与える」人材へと成長していきます。
💡講座を終えてみて、なにかメッセージをお願いします。
途中で何度も「もう無理かも」「どうしたらできるんだろう」と行き詰まる瞬間がありましたが、その都度人に相談したり、小さな行動を積み重ねたりして、少しずつ形にできました。自分の中に「諦めなくてよかった」という実感が残っています。
また、私の行動は会社の中でも少し変化を呼んでいて。これまで当社では、外部への研修や工場視察は基本的には男性が行くことになっていたんです。ですが社長が「これからは男性女性問わず、アイデアや気付きを持っている人が自分らしく行動できる会社でありたい」とおっしゃっていて、とても嬉しく感じました。
入社年数や性別などは関係なく、やりたいことに対してまずは一歩踏み出す。そんな勇気をencoでは与えてもらったと思っています。
💡encoからのポイント
上司の男性2名とともに受講されたこちらの女性。入社歴が浅いこともあり、上司の前で自分の考えをを発言することに抵抗があるかも……?と実は少し気にかけていました。しかし、遠慮がちながらも初回から「自分はこう考えます」「自分だったらこうすると思います」としっかり発言することができ、とても素敵だなと感じていました。
そんな彼女にとって一番必要だったもの。それは「周りを巻き込む力」だったのではないかと思っています。彼女自身の不満や不便からスタートしたアイデアですが、たくさんの人に何度もヒアリングをし、仮説を修正し、検証してまたフィードバックを反映する。その繰り返しが、彼女に多くの”ファン”をもたらす結果になったのです。
encoではこのように、アイデアを出して終わりではなく、実際に検証すること、さらにその過程でファン(=顧客見込み)を作ることを大事にしています。この一連の行動はもちろん日頃の業務でも活かすことができ、小さな成功体験の積み重ねとなって、さらなる自信へとつながっていくことと思います。
encoではこれからも、入社歴も性別も役職も関係なく、成長したい人を応援していきたいと思います!